割れないガラスは交換が必要ないガラスと言える?

ガラスを割る人

世の中に、もし仮に「何が起きても絶対に割れないガラス」があるとして、そのガラスは一度購入してしまえば二度と交換する必要がないガラスと言えるでしょうか。ガラスの交換=割れやヒビが発生した時というイメージがあるので、そういうガラスがあるのなら一度購入するだけだと思うかもしれませんね。
では実際どうかというと、それは「NO」でしょう。絶対に割れないからといって、交換しなくていい理由にはなり得ないのです。それはなぜかというと、ガラスは割れなくても細かい傷がついたり、外側も内側も何かしらの汚れが付着していきます。最初のうちは気にならない程度かもしれませんが、年月が経過するにつれて汚れや傷は積み重なっていき、それは次第に「見てられない」レベルになるのです。窓を閉めた状態だとやたら外が曇って見えたり、酷いと目に見えて汚くなっています。窓ガラスの汚れは非常に落としにくく、簡単な汚れならなんとかなるものの、気付いた頃にはどれだけ拭いても絶対に落ちない汚れがこびりついているのです。
(参考:窓ガラス交換したくないなら丁寧に扱うことが大切

高圧洗浄や特殊な洗剤を使うことで落ちることはあっても、またそのうちそういった汚れはついていきます。細かい傷は掃除で消えませんし、その細かい傷に汚れが染み込んでいたりもしますね。
そういった面を考えると、導入以降未来永劫使えるガラスというのは、恐らく今後生まれることはないでしょう。そもそも、そんなガラスが生まれたらガラス屋さんが廃業しちゃいますからね。そういう意味でも生まれないでしょうし、発明されたとしても一般家庭には普及しないでしょう。
とはいえ、交換しなくていいガラスはやっぱり憧れますし理想です。いつかそういうガラスが出てくれたら、値段にもよりますが高い費用を払ってでも導入する価値はあるんでしょうね。